労災保険と慰謝料

仕事がらみの交通事故は労災保険で

仕事中に車の運転をされる方も多いと思います。また営業マンは常に外へ出て歩くことから、同じように交通事故に合われる可能性が高いと思われます。もし、仕事中に交通事故にあったら、、、この場合は健康保険は効きません。というのは、健康保険は「私傷病」にかかり、医療機関に通った場合の治療費の7割が負担されるからで、交通事故の場合はこの「私傷病」には当たらないからです。
ではどうなるかというと、仕事中の場合は労災保険の適用になります。
労災保険は事業主が加入している国の保険制度で、労働者が業務上でけがや病気、死亡した場合に補償してくれる制度なのです。労働者からは保険料を徴収されていませんので気が付かない方もいらっしゃいますが、事業主がちゃんと保険料を負担して加入している、いわば国の共済制度なのです。
ですから病院で仕事中の事故というと治療費は全額無料。また、通勤途中の事故だった場合は200円の一部負担金が徴収されますが、あとは全額無料です。
また交通事故などで障害が残ったような場合も一時金や年金の支給がありますし、死亡した場合も遺族への補償があります。
仕事で事故にあった場合、病院でぜひその旨を話してください。

交通事故のムチ打ちでの慰謝料

交通事故の怪我の中でも多くみられるのがムチ打ちです。軽く追突されただけなので物損で処理してしまうという場合も見られますが、首に違和感があるときには人身事故として処理してもらいましょう。表面的には無傷に見えても、ムチ打ちは後から肩こりや頭痛、手のしびれといったつらい症状が起きることがあります。
交通事故が物損で進んでしまうと、任意保険から通院の費用を出してもらえない可能性があります。ムチ打ちの症状は確実に良くなった手ごたえが感じられないこともありますが、通院を辛抱強く続けましょう。一般的には交通事故から半年程度経過した時点で、相手方の保険会社から慰謝料の算定にあたり、後遺障害認定の話がが出てきます。

通い続けて効果がありそうなら、通院を続け、症状が固定しているようでしたら、認定の手続きを行います。むち打ちの場合、継続して通院していることも認定の要件となります。通院の間隔が1か月以上空いている場合には、後遺障害を認定してもらえないことが多いようです。